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系 統 の 種 類

カイロプラクティックの歴史の中では様々な系統(スタイル)が現れました。DDの跡をついだBJパーマーが独断主義を提唱し始めた頃から彼のもとを離れるカイロプラクターは増え、以降様々な理論や思想を含む系統が現れました。BJを含めた一部のカイロプラクターはBJが唱えたカイロ原理や思想を「カイロプラクティック哲学」とし、これに従わない者はカイロプラクターではないと糾弾を始めた為、業界内で不和が起き対立しました。しかし、1988年のWFC(世界カイロプラクティック連合)設立以来、ACA(米国カイロプラクティック協会)、ICA(国際カイロプラクターズ協会)をはじめとする加盟団体の多くは業界内の不和をなくす為、各々の理論や思想の理解に努めています。下が初期のアメリカのカイロプラクティックの歴史に深く関わった人々です。日本の歴史は下のボタンをクリックするとでてきます。

D.D. Palmer  DD(ダニエル・デビッド)・パーマー(1845-1913)

カイロプラクティックの創始者。1845年カナダ生まれ。1895年に磁気治療家として雑用のハーベイ・リラードの椎骨を矯正して聴力が回復したことからカイロプラクティックを考案し、1897年にパーマースクール設立。DDの哲学は生気論と科学の要素を含む。1906年に無免許医療行為で逮捕される。1913年にロサンゼルスで亡くなるまで、全米で幾つかのカイロプラクティック学校を設立した。 

B.J. Palmer  BJ(バートレット・ジョシュア)・パーマー(1882-1961)
カイロプラクティック発展の貢献者だが、後年は独断的思想が物議を醸した。求心的なカリスマを持ち会社経営、テレビ・ラジオ局運営、講演執筆活動、骨董品収集など多くに携わった。1904年に父親から譲り受けたパーマースクールの学長に就任。BJの哲学はDDの生気論を発展させた独特の生命観をもつ。「カイロプラクティック原理」「壮大な理念(Big Idea)」「健康、病気、治療」などを含む
David D. Palmer  デビッド・ダニエル・パーマー(1906-1977)
本名ダニエル・デビッド・パーマー二世。BJの1人息子でカイロの教育者。BJの死後1961年にパーマースクールの学長に就任し学校名をパーマーカレッジオブカイロプラクティックに変更。校舎や図書館など施設の拡張、教職員数の増加を行った。脳梗塞を患い、リハビリ生活が続いたが、ACC(カイロプラクティック大学協会)をストレート系の学校代表者と設立したり生涯教育関係に関わった。
Willard Carver  ウィラード・カーバー(1866-1943)
ドレーク大学法学部を卒業し15年間弁護士として活動。DDとは長い友人であり、DD逮捕の際の弁護を引き受けた。しかしBJに親しみはなく、1906年チャールズ・レイ・パーカー・スクール・オブ・カイロプラクティック卒後、カーバー・カイロプラクティック・カレッジ設立。他3校設立。自然主義者として生理学的自然治癒を説明。サブラクセーションは機能障害ではなく筋肉による屈曲変位と唱えた。
Ralph W. Stephenson  ラルフ・W・スティーブンソン(1879-1961)
1921年、パーマースクールを卒業し、卒後哲学講師とテクニック部長に就任。BJの弟子であったことから彼の思想を要約したカイロプラクティック哲学書や治療教本を執筆。著書「カイロプラクティック教本」の中でイネイト・インテリジェンス、遠心性・求心性伝達のサイクル、脊椎分節と生理学的機能の関係を示すメリックシステムを含む33のカイロプラクティック科学の原理を唱えた。
William D. Harper  ウィリアム・D(デビッド)・ハーパー(1908-1990)
マサチューセッツ工科大学工学部卒業。1942年テキサスカイロプラクティックカレッジ卒業。1966年から10年間テキサスカレッジ学長に就任。ハーパーの哲学は神秘主義的生気論である。イネイト・インテリジェンスを中心とする理念と原理を含むDDの哲学は各々BJ、スティーブンソン、ハーパーによって独立した哲学体系として引き継がれた。しかしその後に混乱と分極化が起こる。
Earl Homewood  アール・ホームウッド(1916-1990)
カナダ、オンタリオ州トロント出身。1941年デンバー自然治療大学を卒業し物理治療士となる。翌年ウェスタン・ステーツ・カイロプラクティック・カレッジ卒業。その後ナチュロパシー、法律学位取得。1945年から35年間、カナディアンメモリアル、ロサンゼルス、ウェスタンステーツの学長など要職を務める。DDよりカーバーのサブラクセーション説を引き継ぎ科学的な脊椎反射の理論を取り入れた。
C. O. Watkins  C(クロード)O・ワトキンス(1902-1977)
1909年アイオワ州イーグル・グローブ生まれ。後のCCEとなるカイロプラクティック資格認定委員会、教育基準委員会(CES)創設者。1929年から12年間、当時発行されていた「カイロライト」という雑誌の編集長を務める。ナショナルカイロプラクティク協会(NCA)の理事長など要職を務めその政治的立場から生気論派に対して多くの科学的な見解を取り入れるよう主張した。カーバーの後継者。
Joseph Janse  ジョセフ・ジェンシー(1909-1985)
1909年オランダ生まれ。ナショナル・カレッジの学長を1945年から38年間務める。DDのイネイト・インテリジェンスやサブラクセーション概念とカーバーの自然主義を合わせ、構造力学的なカイロプラクティックの哲学を唱えた。1947年に「カイロプラクティックの原理と技術」を出版しディバーシファイドテクニックの基礎を作る。後にジェンシーの哲学はヨーロッパ人のイリとジレーに受け継がれた。

系統の種類としてはかつてはDD、BJパーマーの原理を守るストレート(原理主義者)と様々な他の代替療法を取り入れたミキサー(代替医療従事者)の二極化し、各々の極端なものはスーパーストレート(超原理主義者)、メディプラクター(医学系カイロプラクター)と呼ばれていました。米国の調査報告によると多くの臨床家はミキサーとストレートの両方の要素を持ち合わせているそうです。90年代後半からCCE(カイロプラクティック教育審議会)がカイロプラクティック教育に大きく影響力を持ち始め今では4つの系統に分かれています。

@ 伝統型ストレート (ICA)
A ミキサー [混合型] (ACA, ECU, WFC
B 目的型ストレートFSCO, WCA
C リフォーム [改革型] (NACM, AACP)


TRADITIONAL STRAIGHT  伝統型ストレート

少数派。元来のカイロプラクティック理論を持ち、DDパーマーの考えを取り入れてサブラクセーションを取り除くことで、感覚や運動神経が正常に働きイネイトインテリジェンス(先天性知能)を最高に高めることで病気を防ぐと考える。手による治療のみを認め、初期の頃から行われてきた療方法を継続している。脊椎サブラクセーションが病気の原因と考え、西洋医学に取って代わる独立した医療と考えている。かつては「ストレート」または「原理主義者」と呼ばれていたが、後に伝統型と目的型に二分化された。ICA(国際カイロプラクターズ協会)が代表される。

系統団体  INTERNATIONAL CHIROPRACTORS ASSOCIATION

系統学校  PALMER COLLEGE OF CHIROPRACTIC

MIXER  ミキサー[混合型]

多数派。初期のパーマースクール卒業生のナチュロパシー、オステオパシー、カイロプラクター、医師などによってストレートから離れた代替医療としての考え方をもつ。診断と治療システムを治療方法に組み込んだ。パーマーカレッジから離れていった者達の多くがナショナルカレッジでこういった考え方を生み出した。超音波をはじめとする物理療法機器、リハビリなどの運動療法、栄養学などを取り入れ、脊椎や四肢のサブラクセーション以外の筋骨格形症状も取り扱う。脊椎サブラクセーションを変形性関節症や関節機能障害と捉える。診断は脊椎の機能障害を取り扱うため禁忌除外の為に行う。ACA(米国カイロプラクティック協会)やECU(欧州カイロプラクターズ連合)。

系統団体  AMERICAN CHIROPRACTIC ASSOCIATION
 EUROPEAN CHIROPRACTORS UNION
 WORLD FEDERATION OF CHIROPRACTIC

系統学校  多くのアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアの学校

OBJECTIVE STRAIGHT  目的型ストレート

非常に少数派。代替医療のように一切病気を取り扱わず脊椎サブラクセーションを矯正することだけに注目する。理論は伝統型ストレートに近いが、BJパーマーの基本原理を忠実に守り脊椎サブラクセーションが病気の根源とは考えないため、カイロプラクティックは治療ではなく芸術であると考える。「病気を一切診断、治療をしない。脊椎の病気も同じくである。」と考え、患者の主訴に関する診断は一切しない。そのため病気を持つ患者は自ら医療機関に行くべきで、カイロプラクターは紹介すべきではないと考える。WCA(世界カイロプラクティック同盟)とFSCO(ストレートカイロプラクターズ機関連合)が代表される。

系統団体  FEDERATION OF STRAIGHT CHIROPRACTORS AND ORGANIZATIONS
 WORLD CHIROPRACTIC ALLIANCE

系統学校  SHERMAN COLLEGE OF CHIROPRACTIC

REFORM  リフォーム[改革型]

非常に少数派。カイロプラクティックは変形性関節症や関節痛を伴う筋骨格系の症状だけに効果があるとする。西洋医学の一部として成り立つべきだと考え、代替医療や独立した医療とてしては考えない。またそれほど熱心にカイロプラクティックにはこだわらない。パーマーの哲学や脊椎サブラクセーション、イネイトインテリジェンス(先天性知能)が運動や感覚神経をコントロールするとは考えない。アジャストメントをマニピュレーション、サブラクセーションを関節機能不全など医学的な用語に転換する傾向にある。NACM(ナショナルカイロプラクティック医学協会)、AACP(米国カイロプラクティック医師アカデミー)の会員の多くを占める。

系統団体  NATIONAL ASSOCIATION FOR CHIROPRACTIC MEDICINE
 AMERICAN ACADEMY OF CHIROPRACTIC PHYSICIANS

系統学校  NATIONAL UNIVERSITY OF HEALTH SCIENCES

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[参考]
・HP「The Philosophy of Chiropractic」・Chirobase
・HP・Sasso Family Chiropractic Center
・HP・What is objective straight chiropractic・Foundation for the Advancement of Chiropractic Education
・HP・Types of Chiropractic・US News
・HP・Ayushuveda・Chiropractic Therapy

・HP・Citizendium・Chiropractic History
・HP・Archinternmed・Chiropractic
・HP・Psychology Today・How do I choose a chiropractor?
Principles and Practice of Chiropractic
・HP・Psychology Today・Chiropractic Basics
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